アルザス・ブラン”ナチュール”2019

ワインの詳細

■ドメーヌ ジュリアン・メイエー
 平地に植えられたシルヴァネール主体に無添加醸造する人気キュヴェ、通常個性が出にくい平地の畑にこそしっかりと手を加え、醸造にも細心の注意を払いました。少し茶色がかった色調、柑橘系の香りの中に麦わらの香ばしいニュアンスを感じます。重心はやや高めでエアリー、フレッシュな酸とシルヴァネール由来のミネラル感がたっぷり、名前のとおりナチュラルな味わいが心地良く流れます。


 知る人ぞ知る‘ジュリアン・メイエー’はバイオダイナミック実践者の間では有名にも関わらず、雑誌などの媒体が嫌いで、一切マスコミに出ていない醸造家なのです。

 勿論、今、信憑性の高いクラスマンにも出ていません。

 勿論レベルからすると当然出てもおかしくないほど偉大な醸造家なのですが、サンプルを送ってないから出ないのは当然です。例えばプリューレ・ロックが出ていないのと一緒で、宣伝する必要の無い造り主は、サンプルを送る必要はないのです。その幻の醸造家、噂にはかなり気難しい人と聞いておりました。

 でも会ってみるとそんな噂とはかけ離れて、学者肌の素晴らしいインテリ醸造家。バイオダイナミックの実践者で理論ばかり先行しがちに見える最近、彼の実践の伴った理論には驚かされっぱなしです。

 勿論、彼の作ったワインは素晴らしいの一言です。彼の所には有名ソムリエや有名レストラン、ワイン評論家が沢山コンタクトを取ってくるらしいのです。でもサンプルワインを送りません。そして会っていない人へのワイン販売は一切行っていないのです。普通は喜んで送るのがほとんどです。でも彼はここに直接訪問してくれた人には喜んで自分のワインを紹介するけれど、郵送で送ったりは絶対にしないそうです。言われてみると正統派な意見ですが、それは理想であって、なかなか実践が出来ないのが現状です。でもそれを頑なに行い続けているポリシーの持ち主、ですから尾ひれはひれ付いて、神秘的な噂さえたってしまうのですが、実際はオープンな職人気質の方であります。


 1705年から存在する歴史ある造り主で、もともとほとんどBIOの農法でした。彼の代、1990年から完全無農薬(BIO)に切り替え、1999年から100%ビオディナミ農法にしました。一見優等生に見える彼も、学生の頃は勉強しない悪い生徒だったけど、沢山のワインを飲んでいくうちに自分の中のワイン作りに目覚めたと語っておりました。アメリカにも輸出され、ロバート・パーカーも高い評価を下しております。彼から教わった事は沢山有り過ぎるのですが、素晴らしい名言の中の1つ「土を醸造家が借りている」と言っていました。大きな自然界の中で、今、この瞬間借りさせて頂いている、だからいいかげんな仕事をしてはいけないのだそうです。
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No.2579
本体価格 (税込価格)
¥2,180-   (¥2,398- )
容量 750ml
フランス
生産者(社) ドメーヌ ジュリアン・メイエー
産地 アルザス
葡萄品種 シルヴァネール90%、ピノグリ10%
年度 2019
種類
味わい 甘 ・ ・ ・ ・