CHラフィット・ロートシルト'75

ワインの詳細

■メドック格付け第一級 ポイヤック WA87点 WS92点
 ボルドー、メドック地区にわずか5つのみが認められる格付け第一級の中でも筆頭がこのシャトー・ラフィット・ロートシルト。以下はパーカーの評価

 どうしてラフィット・ロートシルトは瓶ごとに悲惨なほどばらつきが出てしまう事が多いのか。1960年代の大部分と1970年代半ばの不安定さは瓶詰めのスケジュールがのんびりしていたことで説明出来るのかもしれない。当時はブレンドや瓶詰めに以上に長い時間をかけていたのだ(なんと12ケ月以上。現在このシャトーの瓶詰め作業はせいぜい2~4週間で、それを超えることはない)。私は1975年の偉大なラフィットを、何本か飲んだことがあるが、そのほとんどは最初の15年目までのものである。その後は加熱されて煮詰めたような、バローロのタールのようなアロマを持つワインもあれば、古典的なポイヤックらしい、鉛筆や、西洋杉、カシス、煙草のアロマの多面性をみせるものもあった。1975年は力強いラフィットではあるのだが、問題のあるボトルはローストした個性と一体となった砂利のような、ミネラルの基盤が感じられ、問題の無いものよりタンニンといやな臭いをあらわにする傾向がある。熟成するにつれて、安全パイではなくなってきたようだが、たいていの場合は傑出したワインだった。香りは十分な飲み頃になっていることを教えてくれるが、頑強なレベルのタンニンがこのヴィンテージの暗い側面を明らかに強調している。間違いなくあと25年強は持ちこたえる筈だが、果実味がもつかは判らない。当惑させられるようなワインだが、それでも格別のラフィットと判明することになるのかもしれない。対照的に1976年は常にはるかに外向的な、一貫したものになっている。私はそれでも過大評価されてきた凡庸な1970年、1966年、1961年のワインよりはこの年のワインを選びたい。飲み頃予想:現在から2026年 最終試飲月:2001年12月
     おかげさまで完売いたしました

No.1058
本体価格 (税込価格)
¥118,000-   (¥129,800- )
容量 750ml
フランス
生産者(社) CHラフィット・ロートシルト
産地 ボルドー
地域 メドック
地区 ポイヤック
品質等級 メドック格付第一級
葡萄品種 メドックブレンド
年度 1975
種類
味わい 軽 ・ ・ ・ ・