モーゼルのプラッテン(ツェルティンゲンの近く)の家族経営の生産者で、父の代までは戦争の影響でワイングートは名乗っていませんでした。トーマス バルテンはベルンカステルなどの醸造学校で6年間ワイン造りを学びました。元はプラッテンとオーザンに2.5haのみ所有していましたが、トーマスの代になってツェルティンゲンやヴェレナーの畑を購入しました。最高のワインはデボン紀のスレート岩の急斜面のリースリングから生まれると考え、リースリングは斜面の畑だけで栽培しています。ワイン造りのポリシーは“Less means more.”(「過ぎたるは及ばざるがごとし」と同様の意味)。畑仕事や醸造には、出来る限り自然な造りを心がけています。